ワクチン接種後の不調にも身体均整法！？【施術日記】

2023年1月18日 2023年3月23日

院長三竹

ワクチン接種後の体調不良が続いていたNさん

1年前程にご来店いただいたNさん。

ご来店の動機は足腰の疲れでしたが、施術中にお話を伺っていく中で、新型コロナワクチンを接種した後の不調がなかなか抜けきらないとのこと。状況を詳しく伺うと、ワクチンを接種したのは1カ月半程前。それから4日後に、激しい胸の痛みで職場で倒れて救急搬送されてしまったそうです。しかし、医療機関の診察では特に異常は見つからなかったそうです。また、その後から手指にシビレが出ている状況でした。

ストレスや自律神経の緊張が見られる状況

お話を伺ってから、痛みが出ていたという胸骨周辺を確認させていただくと、触れただけで飛び上がるほどの激痛が！触らなければ気にならない程度に回復はしていたようでしたが、かなりの緊張、過敏が残っているようでした。

身体均整法では、胸骨周辺はストレスや頭の疲れ、自律神経の乱れを観察するポイントの一つです。

ストレスや頭の疲れの観察ポイントとしては、胸骨の下1/4くらいにある【壇中】というツボです。

また、自律神経、特に交感神経の緊張の観察ポイントとしては、胸骨と肋骨の境目である【胸肋関節】の周辺です。

身体均整法のソフトな手技で調整♪

さて、緊張や過敏の残るポイントは分かりましたが、問題はそれをどうやって調整するかです。

触るだけで激痛が走る場所を直接調節するのは辛すぎます！そのせいで、かえって緊張が増してしまうことも考えられます。

そんな時にも、身体均整法はとても有効な手技が多くあります。今回の事例でいえば、関連するツボや、神経の繋がりなどを利用すれば、痛みが出ている部分に触れることなく調整ができます。離れた場所からの調整方法のことを、遠隔操法やリモコン操法とも言ったりします。

実際にそういった方法で調整した後、確認のために胸骨周辺に触れさせていただくと、『あれ！？痛くない！』と驚いていただけました☆

病院での治療効果がイマイチなら、身体均整法を☆

新型コロナワクチンに関しては、私も発熱、頭痛、関節・筋肉痛、強い倦怠感等、よく言われる副反応については全て経験しましたが、こういった免疫反応による疲労で自律神経の反応点に緊張が残ることもあるのかなと感じました。

そして、このような場合は、画像検査や血液検査をしてもハッキリわからないことが多いようです。その為、今回のNさんの様に自覚症状があっても治療のしようがないことも…。自覚症状があっても、医療機関ではっきりとした異常が見つからない様な状態は、よく【未病】と言われますね。そんな場合にも身体均整法は力を発揮できると思います。